タイトル名	プライベート・ライアン
製作国	米
上映時間	170分
劇場公開日	1998-09-26
ジャンル	アクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの

《ネタバレ》　スピルバーグの戦争ものといえば、連続ドラマの「バンド・オブ・ブラザーズ」が面白かった。戦闘シーンがリアルで群像劇としても優れていたが、こちらの映画も同じような印象。
ライアン家での兄弟４人のうち３人が死亡して、最後の１人を死なせると母親を絶望のどん底に落とすことになる。その１人の救出のために大勢が犠牲になるリスクを冒すのは、いかにもヒロイズムが好きなアメリカらしい。上層部の思惑とは別に、戦争の中での極限状態で次々に人間の本性が現れる。恐怖で硬直して味方を見殺しにしてしまったアパムが、自分が安全な立場となったときにドイツ捕虜を射殺したのは、戦争のなせる業なのか。アパムの存在は異質で脇役ではあるけれど、戦争映画にリアリティと重厚さを出している。

作品のレビュー数	621件
作品の平均点	6.95点
作品の点数分布	0 10 1.61％ 1 12 1.93％ 2 15 2.42％ 3 19 3.06％ 4 37 5.96％ 5 52 8.37％ 6 74 11.92％ 7 105 16.91％ 8 127 20.45％ 9 85 13.69％ 10 85 13.69％
作品の標準偏差	2.36
このレビューの偏差値	51.89 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値