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イヴの総て のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イヴの総て
製作国
上映時間138分
劇場公開日 1951-09-21
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 1950年の作品なのに古さを感じさせないおもしろさ。
そこに人間の普遍性があるからだろう。
『十二人の怒れる男』を観たときと似たインパクトがあった。
古典的名作であることは知っていたが、タイトルからイメージしていたストーリーとはまったく違っていて良い意味で裏切られた。
物語の背景がネタバラシされた後で聞く受賞スピーチの白々しさがすごい。
冒頭から最後のオチまで非常にうまく作られており、無駄のない構成、緻密な人物描写にアカデミー作品賞にふさわしい映画だと感心させられる。
ベティ・ディヴィスが往年のスター女優マーゴを演じて、なんて嫌な女なんだと思っていたら、それがかわいく思えるほどの計算高く腹黒いヒロインに舌を巻く。
前半は健気に思えたアン・バクスターが、次第に世にも怖ろしい女に見えてくる。
このヒロインがコロンボの『偶像のレクイエム』に往年の大女優役で出ていた人だとはまったく気付かなかった。
新人女優役で出ていたマリリン・モンローが若い。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-01 15:22:56)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 7.79点
作品の点数分布
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200.00%
300.00%
422.78%
522.78%
668.33%
71926.39%
82230.56%
91216.67%
10912.50%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 51.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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