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《ネタバレ》 これぞダンディズム。カッコ良すぎ。キザなことこの上ないが、似合ってしまうんだから仕方ない。
現実に使えば頭をパチンとはたかれそうな言葉も、映画の空気感に馴染んで心に残る。 ストーリーとしては突っ込みたくなる不自然なところはある。 職権を利用して美しい花嫁を食い物にしようとするような俗物のルノー署長が、最後は救世主になってしまうのもできすぎ。 でも、ダンディでオシャレな展開に魅了されて面白いという気持ちが勝ってしまう。 ハンフリー・ボガードのリックが生粋の伊達男なら、イングリッド・バーグマンのイルザは究極のファム・ファタール。 しかも悪意のないファム・ファタールだからタチが悪い。男はこういう女に振り回される。 イルザの夫のラズロがリックも認めるほどの立派な人物でなかったら、リックも強引にイルザを奪いにいけたのだけれど。 有名な映画だけど何か惹かれるものがなくて見る気が起こらずずっとスルーしていたが、もっと早く見ればよかった。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 23:35:40)
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