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ライムライト のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ライムライト
製作国
上映時間137分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,音楽もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 チャップリン晩年の代表作だけにハードルが高くなりすぎたのか、少し期待はずれ。
監督として峠を越えたチャップリンと、主人公のカルベロがだぶってみえる。
途中、カバレロのステージパフォーマンスで長くてダレてしまう。
ウケなくなっていた芸が再起の舞台で、シーンとしたアンコールからいきなり大喝采となったことに大きな違和感があった。
テリーの雇ったサクラではなく本物の歓声に変わったという表現だろうけど、それほどのパフォーマンスとは伝わらずちょっと無理があるように思えた。
ラストはもっとハッとするような展開を期待したが、カルベロの死も少し強引な印象もあって感動できない。
音楽は切なく美しいメロディで耳に残る。

かつてはスターコメディアンだったカルベロの凋落ぶりが切ない。
テリーとの純愛、若いネビルへの複雑な思い、舞台人としてのプライドが傷つけられていく様子がリアルで胸に迫る。
年の差を越えて支え合った二人の結ばれなかった悲恋をコメディ要素なしで描いたことが、チャップリンのイメージを覆されて意外だった。
チャップリンの喜劇人としての本音や人生哲学が主人公を通してうかがえ、明らかに自己投影したものであることがわかる。
チャップリンの集大成ともされているが、才気ほとばしる全盛期の勢いを失った悲哀も少し感じてしまう作品。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-20 22:14:12)
その他情報
作品のレビュー数 122件
作品の平均点 8.02点
作品の点数分布
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210.82%
310.82%
432.46%
564.92%
6129.84%
71713.93%
82117.21%
93831.15%
102318.85%
作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 46.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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