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穴(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 穴(1960)
製作国仏,伊
上映時間124分
劇場公開日 1962-04-07
ジャンルドラマ,サスペンス,刑務所もの,モノクロ映画,犯罪もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 監督が【リアリティー】を出すために選択した答えの1つが、穴堀りと削る描写に時間を割くこと。それにより観客が囚人と一緒になって緊張感を味わうことに繋がっていると思います。その緊張感をさらに高めるために、徹底した看守ぶりの描写にも余念がない。そしてそれらの描写の無駄を削ぎ落とすことで物語のテンポを損なわずに済んでいます。
簡素な人物描写に関しても印象が良いです。映画に説明的な背景描写や心理描写はいらないと常々感じています。彼らの口調やちょっとした仕草から心理や人物像を想像するのが面白いのです。ガスパールから見たその他4人、4人から見たガスパールをそれぞれの視点から観察する行為に繋がり、それがさらに緊張感をもって映画を鑑賞することにも繋がったと感じています。
ラスト手前の所長との面会における、"2時間"という時間は2通りの解釈をしました。
1つは、ガスパールは執拗に尋問を受けるも口は割らなかったが、怪しまれてしまった。もう1つは、情報と体を売り、売春行為に時間がかかった。
原作を見れば分かるのでしょうか?気になります。
エウロパさん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-15 10:28:45)
その他情報
作品のレビュー数 101件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
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687.92%
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82827.72%
92120.79%
102221.78%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 49.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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