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楢山節考(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 楢山節考(1983)
製作国
上映時間130分
ジャンルドラマ,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映画ではタブーとされるような性描写が多い。薄々そういう事実があることを知ってはいるが、多くの監督たちが目をそらして描こうとしなかった部分、人間のおぞましさを監督は真っ向から描いています。動物や昆虫が捕食や交尾をする一方、(逆に言えばそれしかない)、人間はただ食や性だけで生きているわけではありません。打算的であり、そして否応なしに集団や秩序に縛られて生きているわけです。母を背負い山に登り、捨てて、村に帰り何事もなかったように食し、またいつもの生活が始まる。"業"という重き荷は背負い続けて、また生きていく。罪深くて、(罪深いことをわかっていて)、それでも生きていこうとするたくましさ、人間の筆力に圧倒されました。負の側面で塗り固められてはいるが、私はこの映画は"人間賛歌"と思います。
タケノコさん [DVD(邦画)] 8点(2018-10-14 17:52:06)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 7.51点
作品の点数分布
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6714.89%
71531.91%
81021.28%
9919.15%
1036.38%
作品の標準偏差 1.30
このレビューの偏差値 52.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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