タイトル名	ザ・ダイバー
製作国	米
上映時間	128分
劇場公開日	2001-05-26
ジャンル	ドラマ,伝記もの

《ネタバレ》　局面局面においてカールの力強い眼差しを正面から捕らえたショットの数々にこの監督の強い執着を感じた。彼が逆境において不屈の信念で立ち向かう場面、潜水服のガラス越しに見るその先には必ずビリーの姿があった。思えば、初めから最後までビリーもカールの目を見据えて対峙していた。これは二人の強い信頼関係の表れのようにも思えるし、職位を抜きにしたら白人とか黒人とか関係なく二人を対等の存在として描いていたように思える。人種差別を打破した黒人と言えば、かの野球選手ジャッキー・ロビンソンが真っ先に思い浮かぶ。他にも様々な分野においてその歴史はあるだろうが、やはり黒人として海に挑んだ先駆者としてカール・ブラシアの勇気とその存在意義は大きい。それにしてもＮＡＶＹを描いた映画のクライマックスが法廷で潜水服、とはアメリカらしく何とも滑稽である。

作品のレビュー数	124件
作品の平均点	6.82点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 0.81％ 2 2 1.61％ 3 2 1.61％ 4 10 8.06％ 5 13 10.48％ 6 13 10.48％ 7 35 28.23％ 8 30 24.19％ 9 13 10.48％ 10 5 4.03％
作品の標準偏差	1.79
このレビューの偏差値	50.56 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値