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《ネタバレ》 映画脚本家であったかつての栄光を忘れられず人生を迷走中・・といった中年男の物語。良くも悪くも、「H・グラント」というブランドイメージ通りの映画です。一度でいいから殺人犯、ヘンタイ、サイコパス、等々を演じる彼を見てみたいものですが、、まあ本人がやらんでしょう。また「セッション」鑑賞済であれば、J・K・シモンズはキャラのギャップに笑えます。そして、本作は中年男の再生といった主題のテーマより、映画脚本家志望の学生たち、つまり "映画オタク" たちの掛け合いを楽しむべき映画。こだわりの強い映画好き同士が交流して他人の好みを否定する、というのは私も心当たりがある光景で、実にニヤニヤしながら観ておりました。特に面白いのは、「101匹わんちゃんもレザボア・ドッグスもどっちも好きじゃだめ?」という女の子の台詞。1回目の鑑賞では、正反対のジャンルがとっさに出たな、、という感想。そして2回目の鑑賞で気づいた。どっちも犬じゃん!って (笑) しれっとうまいこと言いやがるぜ、この娘ったら! でもそんな彼女たちのおかげで、長年スルーしていたダーティ・ダンシングを観るよい機会になりました。・・こんなにいい映画だったとは (泣) 教室内や雨が降っている場面が多いので、最後の場面、忘れたころに顔を出した晴れ間の何と眩しいこと。もう若くはないが、人生まだまだこれから、、ですかね。前向きな気持ちになれる、とてもよい映画でした。
【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-19 22:48:44)(良:1票)
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