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《ネタバレ》 パステルカラーを色調としたポップな色合いと、子供目線を意識した終始ローアングルのカメラが印象的。安モーテルでそれは苦しい生活なんですが、子供たちがそう感じてないこと (むしろ楽しそう) が救いかな。そして、ありがちな虐待や育児放棄のお話でもありません。ママがちょっとぶっ飛んではいますが、娘を大切にするよい母親とは思います。トピックとしては、W・デフォーが珍しく普通のよいヤツで、なんか貴重な映画を観たというか、それだけで得した気分です (笑) そして映画の忘れられない花火、また一つ増えました。本作の子供たちは、その想像力とアイデアによって毎日を夢と冒険の世界にします。贅沢や裕福な暮らしを知らないということは、子どもの想像力にとってはよいことなのかも。最後、ディズニー・ワールドに向かって走り出す子供たち。いざ、金と利権にまみれた虚像の夢と冒険の世界へ。私にはこの瞬間、この子たちにかかっていた魔法が解けて、もう二度と手にすることはできないかけがえのないものが一つ、失われたような気がしました。
【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-08 21:25:47)
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