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名前 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 名前
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2018-06-30
ジャンルドラマ,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 待ちに待った (笑)、個性派の津田寛治さん主演作。 実に彼らしい得体の知れない役どころであり、ナイスキャスティングであったと思えます。 鈴木、吉川、石井、、いくつもの名前を持つ彼でありましたが、その人柄もあって、どうにも悪人には見えません。むしろ、彼の生き方が少なからず羨ましいと思えてくるのはなぜでしょう? 人生のしがらみに疲れた人にとって、今の自分を捨てて全くの別の自分として生きていきたい、、という、ある種の潜在的な欲求に彼が応えているからかもしれませんね。 笑子 (駒井蓮) が正男 (でよいのかな?) の人生に一方的に割り込んできて、彼の生活を面白おかしく翻弄したこと、、これは彼女の生い立ちを知った後では、私はこのエピソードに笑えません。なぜなら、子は親を選べない、が世間一般のセオリーであるなら、親は子を選べない、という、逆の立場になってよく考えてみろ、という痛烈なメッセージであるからです。 正男が複数の名前を使い分けていること、とか、笑子が演じる彼の娘役や女優D、とか、それはつまり、生きていくことは (いくつもの) 自分を演じること、、というお話でしたが、まずはブレない自分が前提にあること。 (そう、川を走っても決してブレることない舟の船首のように) 本作の「名前」とは、「自分」に置き換えられると思います。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-01 22:58:01)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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