Menu
 > 作品
 > ス行
 > すばらしき世界
 > タケノコさんのレビュー
すばらしき世界 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 すばらしき世界
製作国
上映時間126分
劇場公開日 2021-02-11
ジャンルドラマ,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 三上という男は、たとえ人前だろうが、怒り、泣き、そしてよく笑う。自らの感情に素直で真っすぐなところ、とても人間味があって好きだった。過去がどうであろうと、その生き方はまさに、「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」(笑) だよね。彼のように堂々と生きたいもんだ。 その三上を演じた役所さんからすれば、うなぎ、三度目の殺人に続く、"受刑者三部作" の最終章だけど、前二作とは全く別の人間を魂を込めて演じていたと思う。 映画的な表現として面白かったのは、スカイツリーと東京タワーの使い方。前者が未来 (前進) の象徴であったのに対して、後者は九州ヤクザ編の導入部に空撮されたように、過去 (後退) の象徴。しかし、僕としては、東京タワーの方が好きなんだ、、そこがなんとも。 →2021/9/16追記。 これは、まるで "横道世之介" を観た時のように、観てからしばらく経つと、後からじわじわときます。この世界が彼を失ったという喪失感を今さらながら感じてきます。自分がいつ死ぬかなんてわからないし、大切な人がいつ死ぬかだってわからない。だから今を大切に生きよう、、そう思わせてくれる映画だ。 こんな時代だから、なおさらかもしれない。
タケノコさん [映画館(邦画)] 7点(2021-02-11 22:22:34)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 7.61点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
525.56%
6411.11%
71027.78%
81233.33%
9616.67%
1025.56%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 45.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
すばらしき世界のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS