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ドライブ・マイ・カー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ドライブ・マイ・カー
製作国
上映時間179分
劇場公開日 2021-08-20
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 村上春樹氏の原作は読んでおりませんが、本作が各国の賞レースを賑わせているのは、まずは (日本人として) 喜ばしいこと。しかし、それはさておいても、率直に言って好きな映画でした。 ウィスキーとタバコの煙と、赤い車から漂うレトロ感。この映画のさりげなく懐古趣味なところ、良かったと思う。 ストーリーとしては、現実と妄想の狭間を漂う家福 (西島秀俊) が中心である前半はやや退屈ですが、存在感ある渡利みさき (三浦透子) の登場によって、ドラマが大きく動き出す。 家福とみさき、それぞれ苦しさや喪失感を抱えて、その重さを抱えきれずにそれでも生きていて。そんな二人による、人生のつかの間の「並走」。最後の二人の抱擁は、友情とも愛情とも違う、と思う。一人の人と人として、お互いに今まで本当にお疲れ様、、そしてこれからの人生の健闘を祈る、、。そういう含みのある、ひとまず人生の「ノーサイド」であり、ここが二人の長い旅路の分岐点 (別れ) に見えました。 思えば、映画全体に漂う「死」の重くるしさを緩和するように、海岸線沿いを走る赤い車のフォトジェニックな存在感がありました。その姿はいつでも軽快で、そして洒脱だった。 題名からして人生を車やドライブに例える含みはあると思うけど、私はただ映画の広告塔やイメージとして、この赤い車は大正解だったな、と。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-03-21 14:19:48)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 6.66点
作品の点数分布
012.13%
100.00%
200.00%
324.26%
400.00%
548.51%
6919.15%
71838.30%
81021.28%
936.38%
1000.00%
作品の標準偏差 1.61
このレビューの偏差値 55.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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