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日の名残り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日の名残り
製作国英,米
上映時間134分
劇場公開日 1993-11-05
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 舞台であるダーリントン・ホールと、その英国式庭園の格調高き美しさのなかにおいても、アンソニー・ホプキンス演じるスティーブンスの佇まい、その生真面目さとか、恋愛に対する奥ゆかしさとか、、日本人の気質に近いものを観た気がしました。彼の執事としての寸分狂わぬ完璧な仕事ぶりは、わが国が誇る職人のこだわりに近いものを感じたし、その一つ一つの手作業に見惚れるばかりの130分でした。 全体的に張りつめた雰囲気に終始しますが、唯一、ヒュー・グラント演じるカーディナルが見せるトボけた味わい、そして彼と執事の交流は、緊張感あるこの作品に良いアクセントを加えているように思う。 どうやら、本作はカズオ・イシグロ氏の原作を読まれた方には不評のようだが、個人的には、晩年のミス・ケントンと歩く夕暮れ時の美しさ、おそらく二人にとって最初で最後の握手になるであろう、バス停の別れは心に残るものであり、これだけでも映像化したことの価値を見い出すことができた。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-22 23:29:54)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 90件
作品の平均点 7.44点
作品の点数分布
011.11%
111.11%
200.00%
300.00%
455.56%
566.67%
688.89%
71921.11%
81921.11%
92426.67%
1077.78%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 51.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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