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秘密と嘘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 秘密と嘘
製作国英,仏
上映時間142分
劇場公開日 1996-12-21
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 大きなドラマが展開することなく、もどかしい展開が続きますが、全ては、「お誕生日会」のために、と言える脚本でした。あの場面は、言うなれば「七人の怒れる家族たち」じゃないけど、たいへん観応えある舞台劇仕立てのドラマだったように思います。 私は題名について、一生隠し通したら秘密、でも言うべき時がきて隠したらそれは嘘になる、、そういう表裏一体の関係と思ってる。つまり、本作に「嘘」だけはなかったはずで、誰もがお互いに対して誠実な家族であろうとした、、それだけは言えると思えます。 そして、この映画で興味深いのは、各々の家や部屋にスポットを当てているところ。人と人をつなぎ止めているのは「心」ですが、この映画では「家」と言っている気がします。家に人は共に生きて、家に心と心がつなぎ留められ、妥協点を模索しながら、いつしか同じ未来を見据える本当の家族となる・・。 とりわけ、シンシアが物語の軸ではありましたが、モーリスやホーテンスの登場も多く、ある意味では主役が存在しない群像劇であり、つまり全員が物語の主役である、、そういう映画なのかもしれません。
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2022-03-06 16:20:27)
その他情報
作品のレビュー数 50件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 51.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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