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Wの悲劇 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 Wの悲劇
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1984-12-15
ジャンルドラマ,ミステリー,青春もの,アイドルもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 三田佳子に三田村邦彦、そして薬師丸ひろ子演じる三田静香によるイニシャルⅯの悲劇、、ではなくてWの悲劇。 ハッキリ言って、前半は退屈でした。静香と昭夫の別れる別れないの押し問答とか、いつまでもやってろ、って感じで。 しかし物語も後半に入ったあたり、静香が羽鳥の身代わりになるところから、ドラマが大きく動きます。面白くなるのはここから。 彼女は勝ち取った芝居の役ともう一つ、"愛人の身代わり" という自分を演じることになります。ステージで演じる役と "悲劇のヒロイン" を演じる静香。皮肉にも、記者会見の演技は舞台よりもはるかに圧巻の「芝居」でしたね。 僕はこの映画を観て心底思いました。女優って恐ろしいわ大キライだわ、だけどすごいというのは認めざるを得ない。 どろどろとした女たちの戦いから一転して、最後は驚くほど爽やかな終わり方。舞台はひとまず千秋楽、でも彼女は「自分」という人間をこれからも演じ続けるのでしょう。 別れ際に涙を浮かべたその笑顔には、女優 薬師丸ひろ子 が多くの人に支持され、愛された理由がわかった気がします。
タケノコさん [DVD(邦画)] 8点(2019-09-22 17:31:41)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 6.46点
作品の点数分布
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111.39%
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334.17%
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61926.39%
71622.22%
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979.72%
1034.17%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 54.79
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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