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《ネタバレ》 ロッド・スタイガーは群衆を投影させた等身大のヒーロー。イーストウッドやリー・ヴァン・クリーフのようなカリスマ性はないんだけど、その分人間味があって、体型も平均的だし感情移入がしやすいと言うか、、セルジオ・レオーネもそこが狙いだったのかもしれない。「革命家」の映画に孤高のガンマンはいらないということだろう。 フアンが成り行きで革命の英雄として崇められる展開は、どこか笑ってしまうというか喜劇調でもあって、およそセルジオ・レオーネらしくないお話しだな、と。でも過程はどうであれ革命家は成し遂げた "結果" が全てだし、群衆が認めて決めたことならば、うんうん、と納得させられるようなところは確かにあった。革命に失敗した者、自ら革命家と吹聴する者、そのどちらもホンモノにあらず、だしね。 エンニオ・モリコーネの音楽はもはや鉄板で、相変わらずよかった。 それにしても、、監督の銃殺刑へのこだわりぶりは凄いな。( いったい何回あった? ) そして、夕陽というよりは夜の闇ばかりではあったが。 とにかく、いい齢であろう主演二人のいささかも衰えない眼光、その野心的な光がいつまでも脳裏に焼き付いている。
【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-19 12:12:06)
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