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《ネタバレ》 怪奇趣味的な映像の中に、ジョン・メリックの慟哭が重く心に響き渡る。見てはいけないものを見たような息苦しい感覚、初めて映画を観て"罪悪感"に近い感情を覚えた。ここにあったのは人間の尊厳と偽善と少しの愛。その昔、心が美しい怪物のような人がいて、それを多くの人が寄って集っただけ。この映画はただそれだけ。救いは何もなかった。もし私が当事者たちではない第三者のつもりなら、たぶんリンチは笑うでしょう。この映画を観たあなたはもう、見世物小屋を覗きに来た見物客と同じなのだと。
【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-09-04 00:26:20)
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