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その男、凶暴につき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 その男、凶暴につき
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1989-08-12
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,刑事もの,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 どいつもこいつもキチガイじゃありません。ガキです。冒頭から一貫して登場人物は子供っぽい。我妻も清弘もワガママで上司の命令など聞く耳もなく、吉成署長は出世の事しか頭に無く、我妻の同僚たちは喧嘩っ早い。頭で何も考えていないかのようです。結局、最後のセリフどおり「バカじゃない」連中だけが生き残り、あれだけの事件があっても街や組織は変わらない。最後にクローズアップされた女性のように、なにもしないのが一番利口だとでも言いたいような映画です。雰囲気が重く、中盤からは常に緊張感を伴うシーンが続くのに、ビートたけしは観客を笑わせにくる。アドリブセンスの良さが光っています。我妻の妹が輪姦されてるのに画面の奥ではゲイと短気な男の喧嘩が始まったり、全く必要のないシーンを混ぜてくる。この辺りの緩急はさすが天才芸人だなといった感じです。北野映画の中で一番好き。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 8点(2015-05-14 02:47:34)
その他情報
作品のレビュー数 125件
作品の平均点 7.13点
作品の点数分布
010.80%
110.80%
210.80%
321.60%
475.60%
5108.00%
61310.40%
72419.20%
84334.40%
91612.80%
1075.60%
作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 52.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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