Menu
 > 作品
 > ク行
 > ぐるりのこと。
 > たくみさんのレビュー
ぐるりのこと。 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ぐるりのこと。
製作国
上映時間140分
劇場公開日 2008-06-07
ジャンルドラマ,法廷もの
レビュー情報
《ネタバレ》 夫婦の形はいろいろあるだろうけど、この二人のように別に「手を握るぞ」といってそうすのではなく自然にそうできることの清らかさと、また苦労した時もじっと我慢してきたからこそその時間が訪れたということを、この映画は嫌みなく教えてくれます。
 夫婦とは「寄り添うこと」なのでしょう、それは相手を好ましいと思うときだけではなく、この映画のように相手が病んだり苦境に立たされた時でもです。現実の世界では、相手が病んでしまった場合はこの映画のシーンのようなことが度々起こると思われ、その時は「もう勘弁してくれと」言葉や態度に出したりするはずです。でもそんな事があっても「逃げずに寄り添う」気持ちがあれば、やがては二人で穏やかな時が来るのではないかということを、リリーフランキーの演技が柔らかく伝えてくれました。
 リリーフランキーは法廷画家を職業としているため、多くの裁判の場面が出てきます。その中でも被害者の家族・夫婦が出てくるのですが、被告人から心を傷つける言葉を浴びた妻を、ぐっと抱きしめる夫の姿からも、この映画のテーマを自分もじっと噛みしめました。
たくみさん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-25 18:00:49)
その他情報
作品のレビュー数 68件
作品の平均点 7.03点
作品の点数分布
000.00%
111.47%
222.94%
345.88%
411.47%
557.35%
6811.76%
71420.59%
81623.53%
91217.65%
1057.35%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 49.93
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ぐるりのこと。のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS