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ぼくのエリ 200歳の少女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ぼくのエリ 200歳の少女
製作国スウェーデン
上映時間115分
劇場公開日 2010-07-10
ジャンルホラー,サスペンス,ファンタジー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 前から気になっていた映画をやっと観ることができました。
主人公のオスカー・バンパイアのエリ・エリの下僕と、登場人物の視点からいろいろな形でこの映画を観ることができるのでしょうが、このテーマは一言でいうと「究極の愛」。
オスカーは、最後はバンパイアであることを承知の上で、エリと行動をともにし、長い旅に出るのですが、それは二人にとってハッピーエンドかもしれないけれど、観る者には二人の重く苦しい、北欧の冬空のようにどんよりとした時間の始まりであることがわかる。
しかし、映画の最後のシーン、エリが入っている箱を通しての二人だけにしかわからないモールス信号のやりとりが幸せそうで、痛いほどに微笑ましくもある。
人間とバンパイアの恋なのだからバンパイアとその下僕の関係でしか成り立たない、でもそれでもよいと残酷なエリの求めに応じることをオスカーは選択した。
この映画のリメイク版があって、舞台はアメリカなのだけれども、やはりバンパイアのお話しはヨーロッパ、東欧とか北欧が舞台となっている方がしっくりくるし、悲しいおとぎ話のような雰囲気もある。
エリとなった女優も中性的で登場人物としてのパーソナルに忠実な感じで、この映画を観てから2日たつけれども、いまだにエリの大きな瞳が忘れられない。そしてプールで助けてもらったエリを見るオスカーの笑顔も・・・。しかし、あのぼかしがあるかないかで、映画の見方が大きく変わってしまうので、やはりいかがなものかと思うのだけれども。そういった点も含め、しばらく尾を引く映画となりそうです。
たくみさん [DVD(字幕)] 8点(2016-05-04 22:41:08)
その他情報
作品のレビュー数 76件
作品の平均点 7.11点
作品の点数分布
011.32%
100.00%
200.00%
311.32%
445.26%
579.21%
6810.53%
71722.37%
82634.21%
9911.84%
1033.95%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 53.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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