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ジャッカルの日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャッカルの日
製作国英,仏
上映時間142分
劇場公開日 1973-09-15
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,政治もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ジョン・フランケンハイマーの「影なき狙撃者」に次ぐ佳作。
ジンネマンだから見る気すら起こらなかったけど、「ジャッカル」とか言うクソリメイクを見てしまったのが間違いだ。ただジンネマンを少し見直せたという意味ではちょっぴり感謝していると言えよう。
「暴力行為」の一発屋という印象があったジンネマンだが、コレは中々面白かった。
いつものジンネマン特有と言えるピリピリした空気で緊張が保たれる。
「真昼の決闘」なんて勘違い西部劇は緊張が保たれるものの決闘が1回だけと解かってしまい極めて退屈な映画だったが、「ジャッカルの日」は殺し屋とフランス官憲たちの心理描写が面白い。
ドゴール将軍の暗殺を巡って繰り広げられる追走劇。
イギリス出身という事以外名前も解らず謎がジャッカル。彼の完璧と思われた計画がパリの習慣によって狂う瞬間は息を呑む。
キツネ(エドワード・フォックス)が“ジャッカル”というのも皮肉なものだ。
政治的に“黙殺”されていく暗殺者の孤独。ルベル警視はそれを悟っていたのかも知れない。
ジンネマンはやはり現代劇でこそ真価を発揮する男だ。「地上より永遠に」「ジュリア」も良い作品だと思う。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-06 14:08:27)
その他情報
作品のレビュー数 143件
作品の平均点 7.73点
作品の点数分布
000.00%
110.70%
221.40%
310.70%
421.40%
564.20%
61510.49%
72718.88%
84128.67%
92819.58%
102013.99%
作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 50.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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