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水の中のナイフ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 水の中のナイフ
製作国ポーランド
上映時間94分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 「ポランスキーの映画=血生臭い」というイメージがあると思うが、ポランスキーのデビューを飾った本作は鮮血を描かない。

プロットとしてはルネ・クレマンの「太陽がいっぱい」に共通しているが、本作のサスペンスは一味違うのだ。



冒頭、車を飛ばす夫婦から映画は始まる。

車上で交わされる他愛の無い会話、そこに飛び込んでくる若者。

中年のエリート気取り、インテリぶった人妻(メガネ取ったら超美人)、背伸びする若者。

三人は世間話でしばらく時間を潰し、男が若者を船上に誘い込む。



若者の前で見栄を張ろうとする男、大人を演じようとする女、負けてたまるかと反抗的な青年。



ストーリーは至極単純、テンポものんびりしているが、独特の空気が中々退屈させてくれない。
“ナイフ”で指の間を刺す瞬間の緊張。

三人のやり取りが面白い(そして奥さんが無駄にエロイ。ちょっとズンドーだけど美人だから問題無し)。
もうこの頃からロマン・ポルノスキーの気が(ry


湖上でのやり取り、そこで起きる「事件」。



湖面に消える者、情事にふける者、岸辺に戻ってしまった者・・・彼は何者だったのだろう。
そして最終的にナイフと船じゃなくても別に問題無かったという。

あるいわ本当に幽霊だったのかも・・・そんな映画。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-16 22:09:14)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.68点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
214.55%
314.55%
414.55%
514.55%
6418.18%
7522.73%
8731.82%
929.09%
1000.00%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 57.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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