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ガス燈(1944) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ガス燈(1944)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 正直イングリッド・バーグマンは余り好きじゃなかった。

恐らく「カサブランカ」などというアホくさい恋愛ドラマを先に見てしまったせいだろう。


ところが「ガス燈」のバーグマンは見直した・・・いや惚れた!

あの心を吸い寄せられるような目の演技。

家族を殺され、愛していた筈の男に騙され、ノイローゼになって追い詰められていく様・・・彼女の目は光を失っていく。

だが真実を知った時の彼女の燃えるような瞳。

「あの野郎よくも・・・今に見てなさい・・・!」復讐心ではなく、冷ややかな眼と口舌でグレゴリーを罵るポーラの凄さ。目!眼だよ眼!!

グレゴリーの不気味な優越感に浸ったあの黒目が、唖然として丸くなっていくあの時の目。
「やられた!」というグレゴリーの眼。
そしてポーラの「ざまあみさらせ」という最高に冷たい視線・・・勃起したわ。



ラストシーンの「おや、まあ」には不覚にも笑ってしまった。あの瞬間に解放される感じが良かった。
ジョージ・キューカーは女を撮らせたら世界一ですね。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 21:41:35)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
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324.08%
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548.16%
61428.57%
72142.86%
8510.20%
912.04%
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 67.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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