| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 正直イングリッド・バーグマンは余り好きじゃなかった。
恐らく「カサブランカ」などというアホくさい恋愛ドラマを先に見てしまったせいだろう。 ところが「ガス燈」のバーグマンは見直した・・・いや惚れた! あの心を吸い寄せられるような目の演技。 家族を殺され、愛していた筈の男に騙され、ノイローゼになって追い詰められていく様・・・彼女の目は光を失っていく。 だが真実を知った時の彼女の燃えるような瞳。 「あの野郎よくも・・・今に見てなさい・・・!」復讐心ではなく、冷ややかな眼と口舌でグレゴリーを罵るポーラの凄さ。目!眼だよ眼!! グレゴリーの不気味な優越感に浸ったあの黒目が、唖然として丸くなっていくあの時の目。 「やられた!」というグレゴリーの眼。 そしてポーラの「ざまあみさらせ」という最高に冷たい視線・・・勃起したわ。 ラストシーンの「おや、まあ」には不覚にも笑ってしまった。あの瞬間に解放される感じが良かった。 ジョージ・キューカーは女を撮らせたら世界一ですね。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 21:41:35)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |