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L.A.コンフィデンシャル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 L.A.コンフィデンシャル
製作国
上映時間138分
劇場公開日 1998-07-18
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「新しいフィルム・ノワールの傑作」と聞いて飛びついたが、まさかこんなキャラ映画だとは思わなんだ。
うーん、ヒロインに魅力が感じられない。元ネタの一つとされるフリッツ・ラングの「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ」を見れば一目瞭然だ。この映画のヒロインに「ビッグ・ヒート」のグロリア・グレアムのようなファム・ファタールとしての魅力は皆無。女がほとんど出ないフレンチ・ノワールならともかく、こう女ばかり出てくるのに女に魅力が無いだなんて致命的だぜ。フィルム・ノワールとしては0点。でも、普通の犯罪映画として見れば充分すぎるほど良い映画だと思う。
でも登場人物が多すぎんだよ!誰が誰だが解んねえよ!!整理するか大量に間引く(ログアウトさせる)かどっちかにしろや!!!
余計な奴が多すぎる。モブでいいだろあんなの・・・エドにバドにバズっざけんなゴラアアアッ!!!!・・・・・・・・なんて思いながら楽しんで見てしまおう。
姿形は似ていようとも、奴らの見せる表情と魂はまったく違う。
かつてフィルム・ノワールの祖となった偉大なる作品「暗黒街の顔役」やフィルム・ノワール「三つ数えろ」においてもそれは言える。
同じようなスーツに身を包んだ悪党ども、
「偽善」を吐くゴミ野郎どもを次々から次へと地獄に送りまくる最高の“悪”アンチ・ヒーローたち、
記憶に焼き付ける間もなく忘れ去られ散っていく人々の残像。それは群像劇として一瞬の輝きを帯び、とても魅力的に思えてくる。
次から次へとスリリングな展開が続くハラハラドキドキなストーリー。
生と死は光と闇。ケビンの壮絶な生き様と死に様は正に光と闇だ。

ただ、話が余りに複雑すぎる。これはもう一度見ないと真の面白さは味わえないだろう。みれば見るほど病み付きになるタイプだとは思うが。
それに「フィルム・ノワール」ってほど曖昧な感じはしない。でも、俺にはかなり面白かった。「パルプ・フィクション」みたいな映画が好きな人にはオススメ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-29 23:17:47)
その他情報
作品のレビュー数 347件
作品の平均点 7.46点
作品の点数分布
010.29%
100.00%
220.58%
320.58%
4144.03%
5174.90%
64613.26%
78624.78%
88725.07%
95616.14%
103610.37%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 52.01
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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