Menu
 > 作品
 > ユ行
 > 雪の女王(1957)
 > すかあふえいすさんのレビュー
雪の女王(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雪の女王(1957)
製作国ソ連
上映時間70分
ジャンルラブストーリー,ファンタジー,アニメ,ファミリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 氷も溶かす勢いのファンタジックな冒険活劇。

本の中からよじ登り出てくる老人、二本の傘を携え、老人の回想形式?で物語は始まる。

傘のパラシュート、アンデルセンの像にご挨拶、模様の入った白い傘を開くと港街に画面は移る。

紳士が傘を持つのは雨を避けて幼い男女の邪魔をしないため、窓に橋をかけて植物で彩る、赤い薔薇と白い薔薇、主人公のゲルダとヒロインのカイル。

雨、雪、冬、荒れ狂う海から出現する白き城、そこに君臨する雪の女王。氷のようにお堅そうな面をしてやがる。
噂をすれば何とやらで鏡から感じる視線。奔る亀裂と舞い上がる結晶は嵐となって幼い瞳に襲いかかる。

凍り付く窓・奪われるもの…まったくなんて迷惑な女だ。
天然のスキー場に荒々しく登場する女王、ダイナミック人さらい、すべてを凍てつかす女もいれば、子を命がけでかばう母親もいる。

黒い傘は夜空になって消える。
赤い靴を追う内に思わぬ旅立ちと出会い、薔薇園の老婦人と小さな衛兵、愛する者を求めて裸足で果てしない荒野へと飛び出していく。

海辺の鳥と喋る親切なカラスたち、庭園を照らす花火、甲冑の騎士も飾り、足跡、物々しい足音を立てて見回る警備(何故気づかない)、さっきから衛兵が仕事しねえ・させてもらえない。蝋燭の面白い付け方、幼い王子と姫。

馬車と山賊と血気盛んな娘、山賊は歌い馬車はつっ走る!
とうとう鳩やトナカイまで喋りはじめる、ツンデレ、太もも、トナカイの疾走、涙を流しながら捉えていたロープを切る様・寂しさが切ない。本当に欲しかったもの、氷を割りながら、魚、手紙、蘇る精気と氷上のダンス!

そして迎える春の訪れ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2016-08-26 06:10:50)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 8.27点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7218.18%
8545.45%
9327.27%
1019.09%
作品の標準偏差 0.86
このレビューの偏差値 59.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
雪の女王(1957)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS