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ナポレオン(1927) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ナポレオン(1927)
製作国
上映時間240分
ジャンルドラマ,戦争もの,サイレント,モノクロ映画,歴史もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 こりゃ驚いた。
サッシャ・ギトリの「ナポレオン」とタメを張れる・・・いやそれ以上の傑作だ。カーマインの音楽も素晴らしい。
フランス革命後の波に載って皇帝にまで上り詰めたナポレオン。
前半部分のナポレオンは差別や嫉妬、上司とのトラブル等に耐え、自己研鑽を続ける若き士官として描かれる。
この頃は野心に満ち好機を待ち続けた“兵士”だった。

嵐を乗り越え、議会の混乱を乗り越え、ギロチンに消える貴族たちを眼に焼き付けて・・・。

それが後半になると、様々な政治的困難に直面する“政治家”としての側面も見せてくる。革命で暴徒と化し自由を求めて歩む民衆を見て、ナポレオンは嬉しそうに笑みを浮かべる。
下積み時代の自分と民衆を何処か重ねてみているようだ。

そんな男が民衆の頂点に立ったと思ったら、最終的には民衆から命を狙われるようになってしまう・・・皮肉なものだ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:16:44)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.10
このレビューの偏差値 54.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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