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赤線地帯 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赤線地帯
製作国
上映時間86分
劇場公開日 1956-03-18
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 世間では評価の低い今作ですが、私には「山椒大夫」や「雨月物語」よりもずっと残酷で恐ろしい作品です。そりゃあ「夜の女」に比べると人物の掘り下げや辛辣さは無いですが、テンポの良いストーリー、一見軽快に振る舞う女たちが背負う心の闇。若尾文子のように成功を収める狡猾な女もいれば、木暮実千代のように出来てしまった子を育てるのに奮闘する女、息子に愛情が伝わらず絶望・発狂する女、と様々な女の栄枯渇水をまざまざ見せつけられます。56歳にしてこれほど若いエネルギーに溢れる作品。もっと面白い、もっと凄い映画を撮ったかも知れない・・・そう思うとこの作品が遺作として人々に記憶されるとは皮肉にも感じられます。ああ・・・もっと見たかった・・・こういう溝口映画を・・・。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-20 13:13:28)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 7.06点
作品の点数分布
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6721.21%
71339.39%
8927.27%
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 70.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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