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妻よ薔薇のやうに のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 妻よ薔薇のやうに
製作国
上映時間74分
劇場公開日 1935-08-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 成瀬監督も小津監督同様、敬遠していて一人でした。しかし「映画は語る」において淀川長治さんに「凄い」と言わせるほどの作品がどれほどのものなのかと見る事になりました。いやー凄い映画でした。成瀬監督はこれが初めてですが、もうビックリですよ。見事な「夫よクズのやうに」。妻と娘を養うため山に金を堀に行った夫。だがその夫は別の女に入れ込んでいた・・・「だって嫁が怖いんだもの」ビックリですよもう。娘さんも最初こそお父さんを引き戻そうと頑張りますが、諦めたのか父の浮気を許しちゃいますし、奥さんなんか完全に冷めてます。そして娘の彼氏は空気になりました。お父さんを叱りつける叔父さんだけが唯一まともに父を説得しましたが、お父さんは浮気先の奥さんの事で頭がいっぱいです。浮気先の娘さんとの冷ややかなやり取りも忘れられないです。何も知らないであろう小さな弟さんの存在も・・・本当の娘を取るか浮気先の家族を取るか・・・そんな状況を自分で作り上げてしまったこの男は大馬鹿野郎です。
男の駄目さ加減と女のドロドロが凄い作品でした。もうなんべんだって「凄い」と言っておきますよ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-08 10:39:46)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 62.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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