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《ネタバレ》 最高に愉快な音楽映画です。
劇中で演奏するミュージシャンは大人から子供まで全部モノホン(本物)。 極めつけはデューイを演じるジャック・ブラックの狂気地味たハイテンション! 次から次へと機関銃のように飛び交うセリフの応酬! ライブで盛り上がる夜のバー、ロックで最高にハイになる音楽馬鹿の彼だが、彼は受け止めて貰えるほど愛されて(認められて)いなかった。 自分の音楽に酔っていた“現実”を思い知らされるデューイ、それでもロックへの情熱は燃え尽きない。 デューイは親友のネッドを騙してまで仕事を引き受ける。 だが待っていた職場は正に彼の運命、天職、音楽の才能に溢れた子供達との出会い。 子供達の才能を親と教師たちは無視していた。 しかし、誰よりも仲間を求めていたデューイは子供達の才能を見逃さない。 デューイにとっては利害の一致、子供達にとっては自分を認めてくれる恩人への恩返しだ。 しかしいくら何でも「夢は諦めろ」を先生がいうなよ。当っているかも知れないけど! それでも褒めて伸ばす、付きっ切りで教えるのは上手い。デューイもまた様々な子供達と出会う事で少しずつ成長していく。モチロン狂気に満ちた野望を抱えて。 「ロックは頭を試されるんだ」 QUEEN&レッドツェッペリン「左様」 「ダイエットは?」 「食うのが好きだからしない」 デブの鑑かコイツは。 やがては教師も掌握して磐石・・・かと思いきやそう都合よくいかないのが世の中です。 それでもデューイの魂は生徒に届いていた! 彼を経歴ではなく“魂”で教師として認める子供達の心意気! デューイも腹をくくる。デューイの情熱に親友の魂も蘇る・・・! でもあの半ズボンは無いわー(褒めてる)。 ダイブにはじまりダイブに終わる。 メタいセリフが飛び交うエンディングも最高だったぜ。 DVDの特典でツェッペリンにライブで許可を貰おうとするシーンが面白い。 電話を取らせないために火まで付けるとかどんだけだよ。 「“The”で始まる映画はコケるんだ」 遊星からの物体X(The Thing)「!?」 ジャック・ブラックがオーソン・ウェルズみたいになっててワロタ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-08 17:52:42)(良:2票)
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