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カサブランカ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カサブランカ
製作国
上映時間102分
劇場公開日 1946-06-16
ジャンルドラマ,サスペンス,ラブストーリー,戦争もの,モノクロ映画,ハードボイルド,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 個人的には「脱出」の方が好きだし、カーティスにしても「ミルドレット・ピアース(カーティスの最高傑作!)」や「汚れた顔の天使」の方が出来は良い。

それに今回のハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマンは嫌いだ。
何回「君の瞳に乾杯(笑)」て言うんだよ。
くどいわ!!

まあバーグマンは「ガス燈」、ボガートは「デッド・エンド」と「黄金」で好きになったから良いんだがな。

そんなどうでもいい話はこの辺でいいだろう。

なんせ「カサブランカ」も充分すぎるくらい名作なんだから。

「ドイツ軍は奇跡が嫌いでね」というセリフは「モンスの天使事件」の事だろうか。
元々は小説に書かれた記述を、ドイツ兵を恨む人々があたかも「本当に起きた奇跡」としてでっち上げてしまったのだから。
嘘を本当にしてしまった人々の起こした奇跡と言えよう。

舞台は親ドイツの「ヴィシー政権」が支配するフランス領モロッコ。
そこに横たわる活動家たちが骨をうずめる街「カサブランカ」はドイツ、イタリアを始めとする枢軸国(日本とはこの時大戦が始まっていたから意図的に除外か)の支配が及ぶ街。
ストーリーは途中まで劇中曲「時の過ぎ行くままに」のように緩やかかつに進む。
最初はちと退屈だが(コチコチの演出&臭いメロドラマで反吐が出る)、それが終盤に近づくにつれて激しい演奏へと変わっていく。
この映画は音楽が結構充実している。
ハンフリー・ボガートを始めとする俳優陣の演技を音楽が後押しする。
ドイツ愛国歌の「ラインの護り」とフランス革命の歌だったフランス国家「ラ・マルセイエーズ」の合唱対決は正にそんな場面。

前半の甘ったれ野郎かと思ったリチャードが、騙されたにもかかわらず惚れた女のために行動していく様子。
逃げる男、逃がす女、それを助けてしまうリチャードの義理人情、そしてルノー署長の男気。
真のヒロインだね。
終盤の畳み掛けは流石カーティスだ。
でも、コレがカーティスのベストと言われるのは不服だ。この作品だけを見て「カーティスは一発屋」という連中も大いに気に入らない。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-04 22:04:53)
その他情報
作品のレビュー数 221件
作品の平均点 7.23点
作品の点数分布
000.00%
110.45%
252.26%
373.17%
483.62%
5135.88%
63214.48%
74922.17%
85022.62%
92611.76%
103013.57%
作品の標準偏差 1.95
このレビューの偏差値 52.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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