Menu
 > 作品
 > ソ行
 > その男、凶暴につき
 > にょろぞうさんのレビュー
その男、凶暴につき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 その男、凶暴につき
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1989-08-12
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,刑事もの,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 記念すべきたけし一作目 久しぶりに見る もし自分が監督だったらこう作りたかったんだろうなと思うアイデアが満載 その後の北野作品の基本となるセンスのすべてがある 引きの絵 タメの無い暴力 妙な間のカットなど この奇妙な間のカット(たとえば登場人物達の長い沈黙とかエキストラに近い出演者の動きの途中でのカットとか葬式の場でゴルフの練習をする刑事とか)がその後の北野作品の大事な心理描写に繋がる 執拗でしかもタメの無い暴力描写はこの作品で初めて見た たけし扮する刑事を映画館の前で待ち伏せして襲うシーンでは、大きく引いたカメラから素早く近づいて刺す白竜が立て続けに銃を発砲するが、かわされて通りがかりの女性を直撃するまでをまったくタメの無いカットの連続で描くのは映画史に残る名シーンだと思う 冒頭で白竜が登場するシーンはアウトレイジのタイトルが出たシーンにそっくり 思えば黒塗りの高級車はヤクザの象徴という北野作品独特のイメージは既に第一作からあったのかと思い感慨深い エンディングの新人刑事のエピソードは付け足し感があって蛇足 無い方がよかった
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-16 16:33:55)
その他情報
作品のレビュー数 125件
作品の平均点 7.13点
作品の点数分布
010.80%
110.80%
210.80%
321.60%
475.60%
5108.00%
61310.40%
72419.20%
84334.40%
91612.80%
1075.60%
作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 52.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
その男、凶暴につきのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS