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《ネタバレ》 冒頭から伏線らしきシークエンス連発でわかりやすい オチが読めたらつまらないドンデン返しものの典型なのでこれはダメ 途中でヒロインが黄泉がえりだとわかる所も何のインパクトも無しでは演出の方向を間違ったとしか言えない 途中途中で、怪獣映画やパニック映画の様な物々しさで、最新機器を使った新しい発見や科学捜査の過程が描かれるのに、今ひとつアカデミックに見えない 物語が長いのにひとつひとつのドラマが中途半端で盛り上がりに欠ける 黄泉がえった家族の悲喜が上っ面だけで感動を呼ばない エンディングに向けてもっともキーになるRUIのライブに至る過程を全く描かないのでそこに向けて大団円となる過程がまったく無い ラストのライブに向けてすべてのエピソードがそこに集約して行く話に出来たはずなのにもったいないと思った すべての黄泉がえった魂があのRUIの一曲に向けて空に帰って行く展開にすれば号泣ものだったのに 演出の中途半端さ(わかりやすいお涙頂戴の感動の話にするか、あるいはシックスセンスの様なSFミステリーに振るか)とシナリオのクドさ、テンポの悪さでせっかく面白くなりそうな良いテーマなのに描ききれなかった残念な感じが強い 草薙くんも普段よりもかなり盛りすぎな演技が鼻についてダメだった エンディングでの主人公が仕事をしているシーンの間が長過ぎる不可解さとか、その後のヒロインのナレーションで終わるラストも不可解 このエンディングがこの映画のダメな感じを象徴していると思った プロットは素晴らしいので「横道世之介」で素晴らしいラストを撮った沖田修一とかに撮らせたら傑作になるんじゃないかと思った
【にょろぞう】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-01 14:34:24)
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