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暴力脱獄 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 暴力脱獄
製作国
上映時間126分
劇場公開日 1968-08-03
ジャンルドラマ,刑務所もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 う~~ん良い作品。邦題に騙されることなかれ。大脱走やアルカトラズからの脱出、パピヨン、あるいはショーシャンク系統の「脱走もの」ではなく、テーマとしてはまず間違いなく「ニューシネマ」です。シーンのほとんどはム所で、確かに主人公は脱走を行うけど、本筋はどう考えても脱走にはありません。「ずっと計画してたのか」に対するポール・ニューマン扮する主人公の答え、「計画などしたことはない」、ここに全てが集約されます。自由が渦巻いていた時代に、管理社会が訪れる。もはやむしろ「自由人」は少数派。自由にあるがままに生きるのがが正解だ!と誰もが心の中では思っていても、容赦ない権力と管理の波が自分をそれに向かわせない。だからこそ、周りの人々は本作主人公のような自由にありのままに生きる人間に憧れを覚える一方で、あと一歩そちらには踏み出せない。もはや自由を支持することは圧倒的少数派になってしまっているから、自分を曲げてでも「管理社会側」につくしかない。この社会で「自由側」につくにはあまりにもリスクが大きい・・・。と、いう一連の描写がとても良かったです。ただターニングポイントで本作の主張を表す露骨な台詞がいくつかあって、いい感じの流れで作品に入り込んでる最中にブレーキがかかる感じが勿体なかった気がします。あと全体的に動きは少なめでテーマありきなので、ニューシネマがあまり好きではない人にとっては若干退屈かもしれません。
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-04 01:39:55)
その他情報
作品のレビュー数 89件
作品の平均点 7.13点
作品の点数分布
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111.12%
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344.49%
433.37%
566.74%
61213.48%
72224.72%
82426.97%
988.99%
10910.11%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 49.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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