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ズートピア のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ズートピア
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2016-04-23
ジャンルサスペンス,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ミステリー,ファミリー,刑事もの,動物もの,CGアニメ
レビュー情報
《ネタバレ》 とてもよくできたアニメ映画。素晴らしい。
だが7点をつけた。
では、あらすじを。
小柄な体で憧れの警察官になったウサギ(女性)が、相棒のキツネ(男)と艱難辛苦をのりこえ、大きな事件を解決して認められた。

イジメや差別のある世界で、理想を目指し努力する、前向きな主人公は美しい。
主人公の性別が女性なので、女性の観客は自己投影する人が多い気がする。
特に新しい学校や職場で挑戦している女性は。

現実で理想を追い求めても、上手くことは運ばない。
だから映画の中だけでも上手く運んで欲しいものだし、運ぶことが多い。
そうしないと客は喜ばないし、創り手は映画を「客が喜ぶように作る」ものだ。
何が言いたいかというと、キャラクターがストーリーのコマにしか見えかなった。
だから7点をつけた。とてもよくできた脚本なんだけど。

ところで、主人公はずっと防犯スプレーを持ち歩く。
あのベルトは皮ではない(メイキング本にそう書いてあった)。
だが現実なら皮だろう。
この映画の世界観では、動物の皮が使えないのである。
また肉食動物たちは、ふだん何を食べているのだろう。ドーナツ? そんなわけがない。
それもあって7点。キレイごとは嫌いだから。

肉食はなんのメタファーだろう。
食卓にならぶ肉や魚、野菜も、ほぼ全部が命である。
「生きるためじゃなく、食べる快楽のため、動物殺して何が悪い」が人間の本音。この映画のスタッフの毎日、観客の毎日だと思うんだが(私を含めて)。だから映画の根本に違和感がある。キレイ事は嫌いだ。「偏見の目で見ないで」と訴える人だって、いろんな偏見で世の中を見てるし、他者を差別してるものだから(責めるつもりは全くない)。

人参ペンが三度出る。小道具の使い方が上手い。
ラセターは、デザインした人に特別ボーナスを出したかもしれない(妄想)。
とてもよくできた映画だが、好きなキャラが一人もいない。だから7点。

【変更】7点から8点に変更する。主人公の二人が、イイ奴だから。
激辛カレーライスさん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-20 23:47:51)
その他情報
作品のレビュー数 69件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
311.45%
411.45%
522.90%
6811.59%
72231.88%
81521.74%
91623.19%
1045.80%
作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 52.18
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ズートピアのレビュー一覧を見る


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