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MEMORIES のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 MEMORIES
製作国
上映時間113分
劇場公開日 1995-12-13
ジャンルサスペンス,SF,コメディ,アドベンチャー,戦争もの,アニメ,ミステリー,パニックもの,オムニバス,音楽もの,漫画の映画化
レビュー情報
オムニバス映画で短編が三つある。
(送り手は)順番に悩むだろう。
個人的には「彼女→大砲→最臭」が嬉しい。
楽しい気分で映画館を出たいから。
だが大友通は「大砲」がラストが嬉しいかも?

現実の順番がこれ。
1 彼女の想いで:ビジュアル的にすごいのだろう。でもそれだけ。
2 最臭兵器:大友克洋の絵に一番近いし、何より楽しかった。
3 大砲の街:大友克洋の監督作。ニコラ・ド・クレシーのBDに強い影響を受けたそうだ。

さて、この映画のスタッフは誰に向けて作ったのだろう。
老若男女向けじゃないことは、大友監督もわかってる筈だ。
つまりアニメマニア向けだろう。
もし、ふつうの小中学生たちに見せたら「つまんなーい」だろう。
過半数が眠ってるかも、昼食後の午後2時なら。
最臭兵器だけ、すごく評判が良いかもしれないが。

もう25年も前か。
もちろんデジタル技術はほとんど使われていない。
あなたのハートには何が残りましたか? (木村奈保子のマネ)
私には作画の技術しか残らなかった。

三人の監督は「絵」が前提にある人。
そのタイプは、脚本をおろそかにしてしまうのかも?
森本晃司:アニメーター出身のアニメ監督
岡村天斎:アニメーター出身だが、すぐ演出家に転向したアニメ監督
大友克洋:元漫画家のアニメ監督(この20年で漫画を何ページ発表したのか?)

【追記】2022年1月1日
大友克洋の漫画には常にユーモアがあった。
大友克洋の漫画のラストにはいつも笑いか余韻があった。
でもこの映画には大友克洋らしさがなかった。
脚本が弱いからだろう。
観客は短編にオチを期待する。いい意味で裏切られたい!
でもそれがあったのは真ん中の「最臭」だけだった気がするのである。
大友マニアは大友の絵が楽しめれば良くて、だから私はこの映画が好きだ。
でも大友マニアじゃない観客は、この映画に満足できない気がするのである。
激辛カレーライスさん [DVD(邦画)] 7点(2020-11-15 21:55:33)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 5.51点
作品の点数分布
000.00%
112.13%
212.13%
348.51%
448.51%
51327.66%
61021.28%
7919.15%
8510.64%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 55.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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