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《ネタバレ》 原作・TVシリーズともに見ておりません。この映画だけの評価です。
検死官がここまでするかよ。といった細かいツッコミはこの際なしにして。 精神疾患を罪に問えないという、テーマも悪く無いし話の筋も悪くないと思う。 ただ、主人公の検死官の過剰演出はもはやギャグの領域に。 真面目な捜査会議で足を放り上げてカブ喰って、恩師に説教するときは 顔を近づけ目を品剥いて語られてもねぇ。 「俺は死者の声を聞くだけだ」うん。確かに聞いてるのかもしれない。 だけどそれ、他人に伝えたり何かしら行動を起こし生かしてこそ意味があるんじゃないの。 捜査に協力するわけでも、誰かに何かを伝える訳でも無い。 これじゃぁ、この主人公が劇中で何を言ったところで説得力が皆無ですな。 独りよがりの持論で説教垂れ流したところで 殺人犯であった恩師や息子を自殺に追い込まれた警察官の行動の方が 正しいんじゃないの?としか思えない。見てる人にそう思わせたら この映画の根底が壊れちゃってると思うけどね。 話の大筋は悪くないと思うんですよ。ただ主人公のしょっぱすぎる味付けで 食えない程不味くしてしまった。そんな印象ですね。 【デミトリ】さん [地上波(邦画)] 4点(2017-02-01 09:48:56)
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