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《ネタバレ》 なかなか良い感想が出てこない。雰囲気は良くできているとは思うし
タイトルより後は話は丁寧で深みや味わいがあります。じっくり見るのに丁度良い。 春に見るより晩秋に見るのがよさそうな映画。 でも、タイトルが始まる前の尾野真千子が何故そうしてしまったのか・・・。 原作を見ればスッキリするのかもしれないが、映画ではそれに触れていない。 佐藤浩市も恐らくは苦悩し逃げ込んでやがて答えが見つからず 考える事も向き合う事も辞めたのかもしれない。勝手にそう思った。 学生運動や男が残したと言う薬に意味深な言葉の数々、ネイルなどが意味ありげな余韻を残す。 多分本当にそられらに意味がある事が重要なのではないのだろう。 また中村獅童の最後のつぶやきも、彼は彼で色々な出来事があって、ああやって 佐藤浩市の元に通ってるのだろうと思うと、彼視点のストーリーを想像すると これはこれで感慨深い物がありそうだ。 また様々な事を拒絶している佐藤浩市が唯一料理にこだわりを見せるのは 命を頂くと言う事に向き合っているのかと想像してみたり。 しかし映像で美味しそうな物を一杯見せられると何か食べながら見たくなる。 夜中に見るにはちょっと注意が必要かも知れない。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-06 00:39:51)
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