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《ネタバレ》 長時間の映画ですが一気に見ることが出来ましたが・・・。
しっかりしたシナリオですが、同時につかみ所が無い話しでもある。 たまに超大作の夢をみて、あの夢何だったんんだろうと朝起きた時思う事があるがそんな話を見たような印象でした。 黒木華もCoccoも綾野剛も全員現実感がない人間たちだからかもしれません。 自分の生き方を見つけられず流され生きる黒木華は不幸も幸せも廻りの環境に与えられ ゲスで軽薄な綾野剛は金の為なら黒木華を不幸にもするが同時にフォローも忘れない誠実さの矛盾は 自分の為だろうか。Coccoは満たされぬ思いを金に置き換えて綺麗なまま死ぬ事を選ぶ。 どの登場人物も現実味がなく矛盾に溢れているが、それが不思議と見る者を引きつける魅力がある。 結婚式の代理のように、皆どこか演じながらこのかりそめの世界を生きて居るのかもしれない。 Coccoの死で綺麗なまま幕引きせずに親のシーンまで入れたのは良かった。 脱いだのが良いとかではなく、自分の世界に生きたCoccoは親に理解されず否定されながらも それでもやはり親の心の中で生きて居たと言う事だろうと思った。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-11 01:09:34)(良:1票)
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