| 作品情報
レビュー情報
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。
「見知らぬ乗客」私にとってはもう満点以外の点数がありませんでした。私の中ではヒッチ映画の代名詞的な作品になってしまったと思います。極めてシンプルな構図ながらその仕掛けは非常に巧妙で、現代でも十分に通用する映画だと思われます。 誰しも旅の途中で知らない人に話しかけられた経験があるはず。たまたま仲良くなった相手から交換殺人を持ちかけられ、冗談だと思っていたら相手は犯行を実行してしまうというとても恐ろしい映画です。「さあ、次は君の番だよ!恩恵を受けたんだからきちんと返せよ」と殺人を迫られる恐怖はすさまじいもので、脅しの理由付けも”共犯関係””動機””嘘の自供”と、無理がありません。 本作でもヒッチコック・タッチが存分に発揮されていて、メガネに犯行が映っていたり、階段の上にたたずむ男だったり、テニスの観客で一人だけ首が動かない、テニスの試合とライターを拾う流れをシンクロさせたりと、ハラハラドキドキの連続です。ラストに賛否があるようですが、これでいいと思います。いや、これじゃないといけないと思います。 本作のカメオ出演も比較的優しくて誰でもすぐに見つかると思います。文句なし10点作品! 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 10点(2023-10-03 12:38:13)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |