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《ネタバレ》 マクドナルドの操業というよりは、一人の人間の半生という見方で見たほうが楽しめるかもしれません。マクドナルドのネタとしてはかなり端折られていて「乗っ取られて可哀そうだよね~」程度しか読み取れない人がいるのも仕方ないかなと感じました。見る前は内容的に地味では?と想像していましたが、予想よりずっと楽しめました。起業しようとしている人必見!のような意見も見られますが、そんなに難しいことは描かれておらず、起業済みの方には至極当たり前のことばかりでしたね。(私も経営者)
映画を見て感じるのはやはり「時代の波」に乗る度胸と「人との出会い」が大切だということです。むしろこの映画からは際立つ情報や感動は特になく、どちらかというと普通のことを地道にやるしかないというメッセージしか受け取れません。(でもまあ途中から怪物になってしまうわけですが、それも含めて「先見の明」と「出会い」「度胸」という3つのメッセージ性が強いと感じました) 原作を知っている方やストーリーを深読みできる方でしたら、一流の人の生き方や考え方が垣間見える深い作品だったと思います。全体的にもよくまとまっていて見やすいですので、空気が読める人や行間から色々感じ取れる人にとってはかなり良い映画ではないでしょうか。まあしかしながら全体的には端折りが多い割りに地味な感じに仕上がっていますので、もう少しドラマチックにやるか掘り下げるかのどちらかに振り切っていただきたかった気もします。 昔の、いわゆるローラースケートの美女がテーブルごと運んできてくれる”ソニック・ドライブ-イン”形式しかなかった時代、効率とスピード感を重視したマクドナルド形式を開発したマクドナルド兄弟、そしてそれの凄さに惚れ込んだレイ・クロック(マイケル・キートン)の創業者=ファウンダーとしての凄さを見抜ける方にはかなり深い映画に仕上がっています。(映画的な派手さ・ドラマチックさがあれば8-9点は献上できた作品) 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-05-14 16:28:53)
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