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《ネタバレ》 同窓会的というかコメディに寄せた感じの本作。むしろ往年のファンに向けたサービス映画といった感じでした。このノリでやるならキャストはCGで若い姿を完全再現させるか、思い切って一新すべきでした。モーフィアスは別人なのにネオはご本人っていうのはやっぱりオカシイです。そもそもマトリックス=仮想空間=デジタルの記憶の中では年齢という概念は無視されるべきで、そういった意味では現実世界ではヨボヨボの本人たちが大活躍(笑)、マトリックス世界では昔のままの若々しい本人たちが大暴れ!が正解で、これがデジタルの本来あるべき姿です。それが出来ないのであれば、正規の監督が正規の続編として新キャストでパート1をなぞった”リブート”のほうがよほどファンは喜んだかもしれません。
内容はハッキリいって判り難いの一言。旧用語の新定義や新用語の数々、新旧キャラや新旧映像も入り乱れてストーリー的には取っ散らかった印象しかありませんでした。機械が味方についてくれているので緊張感もゼロだし、「これいる?」みたいなシーンも結構多いです。極めつけは壮大なようで実は主役二人のOLD LOVEの再現というショボさもお寒いというかなんというか。。 旧作のファンとしては観て損したという感じはありませんが、ちょっと笑わせてもらったという程度の評価が妥当でしょうか。哲学映画として旧トリロジーで言いたかったことを反故にするのであれば、パート1の時のような圧倒的説得力で押し切って頂きたかったところですが、どうにも本作は弱い、無理がある。他の方もおっしゃっているように「偉大なるウォシャウスキー監督がお遊びで作ってみた同窓会映画」という位置づけが一番シックリきます。 正規の関係者らによる正規の続編が見られたという歴史的な意味、そして旧トリロジーの世界観を残しつつ続編を作ってくれたということも踏まえ少々甘い評価といたしました。(画100インチ、音2.1)※ちなみに本作鑑賞後にパート1を再鑑賞しましたが、やはりパート1は古さを感じさせない名作でした。。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-30 11:42:49)
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