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《ネタバレ》 名作を知らずに死ぬのはもったいないと思い、一生懸命チャップリンとヒッチコックを鑑賞しています。本作「チャップリンの給料日」は中期の、いわゆるスランプ時代(ファースト・ナショナル時代)の作品ですが、なかなか面白いシーンのみで構成されています。悪くいえば粗削り、良くいえば説明臭いシーンが一切なくスッキリした作品です。この時期の、いわゆる声が無い短編時期の時代がチャップリンの絶頂期じゃないかと思っています。本作も30分程度しかありませんがとにかく面白いです。
皆さん同様、レンガ、電車、恐妻、目覚ましが非常に面白い。昔は映像トリックといえばフィルムを裏表反対にするか逆再生くらいしかなく、本作では逆再生技法を極めたテクニックが堪能できます。技術に頼らず「いかにして逆再生した時に違和感なく見えるか?」を究極まで煮詰め、役者の演技で映像技術のほうをフォローしています。皆さんがおっしゃるように逆再生に見えない完成度はお見事。 恐妻に一部始終を見られていて帽子のへそくりも没収されますが、一瞬のすきにメインの財布からもう一度抜き取るのは最高です。。電車のシーン、せっかく一番に乗り込んだのに前から押し出されるのも最高。目覚ましシーンでも、散々あくびの前振り直後からの”今起きたから出かけますよ”の演技は素晴らしいです。その後のお風呂のシーンも笑えるし・・ この頃のチャップリンは本当に冴えわたっていました。 ちなみに、、お昼のシーンで従業員らのお弁当が結局チャップリンの元に集まってしまうのは笑えますww でもどう考えても普通はエレベーターにお弁当やバナナは絶対置きませんので、、冷静に分析してはいけません。チャップリンは勢いのみで楽しむ映画なのですww 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-09 11:03:29)《更新》
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