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きみに読む物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 きみに読む物語
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2005-02-05
ジャンルドラマ,ラブストーリー,青春もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ええいっ、なまぬるい!なまぬるいにもホドがある!

恋愛映画では、思い合う二人は運命によって引き離されなくては、味わい深くないのだぞ!

十歩譲って、もし結ばれるとしても、いったん引き裂かれたうえで、老後に結ばれる形ならまだ許せる。(そういう映画をいくつか知ってるがネタバレになるのであえて伏せておく)

あるいはどうしても、二人を結ばせたいなら、コメディ要素を入れれば許せる(ようは軽いノリならご都合主義で調子のいい結末でもOK)


だがなんだこの映画!

私はてっきり、アリーとノアはお互いを激しく愛しながらも、不本意ながらセカンドベストな現段階のパートナーとそれぞれ一緒になったのかと思っていましたよ。

そして、夫も死んで老人になったアリーが施設に入り、一方ノアは、そこまで身寄りがないわけじゃないのに、彼女が施設にいることを知って、たとえ痴呆にかかっていても彼女のそばにいたいたという理由だけであの施設に入所して、”朗読係”のふりをして、これまで彼女といっしょに過ごせなかった人生を取り戻すべく、彼女のそばに寄り添っているのかと思いましたよ、ええ。

あの施設に入れば、もはや今となっては誰にも干渉されることなく、若い頃みたいに二人きりになれると、たとえ痴呆でもいいからと、そんな切ない理由で、ノアは入所していたのだと思いましたよ。それなら全然感動的ですよ。

でも結局これ、二人は結婚できちゃったってことですよね?え?なにその安定しちゃって全く色気のないトーリー。
アリーは婚約者の気持ちをボロボロにさせ、父母をガッカリさせ、ノアは彼の気持ちに寄り添ってくれていた未亡人をサクっと捨てて、二人そろってジコチュウ全開で一緒になったっことですよね!?!?!?

なにそれ全然感動的じゃないんですけど!!!

自分達の好き放題やってきて、まわりを泣かせてワガママ貫いて、真実の愛だなんだとわめきちらして。
そして最後の最後で「いっしょに死にたい!」だと?アリーがそう言えばノアはノアで「私達なら奇跡を起こせる!」だと!?

ほんとこのふたり、中2病ですか?なにさまですか?さっさと死んでこい。(死んだけど)
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 1点(2018-07-05 12:39:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 134件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
000.00%
110.75%
221.49%
385.97%
4107.46%
51611.94%
63223.88%
72921.64%
81813.43%
9107.46%
1085.97%
作品の標準偏差 1.90
このレビューの偏差値 34.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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