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ポセイドン・アドベンチャー(1972) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポセイドン・アドベンチャー(1972)
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1973-03-17
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,パニックもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 海洋パニック映画における

"脱出の際必ず一度は水中にもぐらないといけない”

という黄金ルールをつくったのがこの映画なのではないだろうか。

さらには、どの場面でも役に立っておらず、奮闘もせず、誰かを助けもせず、ネガティブオーラ全開で、難所にくるたびに「私はもうムリー!」「私はここにいるー!」などと、いちいち面倒発言を連発するヘタレ歌手のノニー(足手まとい度200%)が生き残り組に入っているのだが

脱出系映画における

”脱出成功して生き残るのは、意外と、どーでもよいキャラ”

という黄金ルールを作ったのもこの映画ではないだろうか。

「神なんてくそくらえ!」な牧師も小気味よく、仲間が死んでも「神の御許へ安らかに・・・アーメン」なんて言わずに
「どうしてこんな良い人を!」とか「何人いけにえがほしいんだ!」とか、まっこうから神とバトルしている。
かなりパンチのきいたキャラで、このアウトサイダーな牧師のダークヒーローっぷりは
「神父なのに!?」「脱出作戦のリーダーなのに!?」というギャップを生み出し、この作品をより印象的なものにしているだろう。

ところで、この映画は何十回も見てきたけど今回初めて気づいたのが、最後の難関エリア突破の場面(牧師がハンドルをまわして蒸気をとめてストンと落ちるあの場面)で、奥さんが死んで呆然として、もう脱出なんてどうでもいい・・・みたいになってた刑事のおじさんに向かってマーティンが「それでも刑事かよ!」と、言いたい放題のことを言って発破をかけたとき、刑事のおじさんが上目づかいにマーティンをにらみつけ

「オゥケイ、ジュー!」(OK、ユダヤ野郎!)って言ってたことに気づいて

いくらシナリオとはいえ、ユダヤ人差別はなはだしいな・・・と思ってふと調べたらマーティンをやった役者は本当にユダヤ系アメリカ人だった。(よけいやばくないか)
フィンセントさん [DVD(字幕)] 8点(2015-11-13 16:26:44)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 269件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
220.74%
300.00%
431.12%
593.35%
6186.69%
74115.24%
88230.48%
96925.65%
104516.73%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 49.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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