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天気の子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天気の子
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2019-07-19
ジャンルドラマ,SF,ラブストーリー,ファンタジー,アニメ,青春もの
レビュー情報
『天気の子』私は好きです。

猫が妙に漫画チックに描写されてて
“これは青春の夢物語だよ” という寓話宣言だと思った。
だから、この映画には現実との不整合や歪曲
非常識やご都合主義、ゆらぎ、曖昧さ、雑味がある。
寓話的な映画で思い出すのは
『ストリート・オブ・ファイヤー』
『ブルース・ブラザーズ』
『ブレードランナー』
『ベイビー・ドライバー』
どれも、ロックンロールやR&B、アンドロイドの夢物語で
ボーイ・ミーツ・ガール と逃亡の映画。
強力な絵力 (えぢから) と音楽で、グイグイ持って行く。
主人公は、気恥ずかしいまでに子供っぽく一途で無鉄砲。

『天気の子』も思春期少年のデタラメな夢物語。
方程式に則った前作より、自由で人間らしく素敵だった。

ネット上のレビューは共感できる出来ないが極端に分かれている。
常識や構造にこだわる大人には聴こえない (響かない)
《モスキート音》みたいな映画だなぁと(笑)
今もどこか夢見て生きている人にだけ伝わる映画だと感じた。

宮崎駿監督も初期の頃は
「アニメーションは子供のものだ」と言っていた。
新海監督には、思春期の若者たちに向けて作り続けて欲しい。
あの光り輝く世界は、大人にはもったいないから...

明日も“雨ときどき晴れ”でよろしく。
墨石亜乱さん [映画館(邦画)] 9点(2019-07-31 19:24:48)
その他情報
作品のレビュー数 82件
作品の平均点 6.48点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.22%
333.66%
467.32%
51315.85%
62530.49%
71012.20%
81012.20%
9910.98%
1056.10%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 57.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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