| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 とても良く出来ている。この感情世界は大人には痛いほど伝わる事ばかり。
人々には感情があり、その感情が記憶を作り、残し、蓄積して行く。そして無意識に忘れ、成長して行く。 そんな事をピクサーはアニメにしてしまった。アイディアからしてもう凄い。そしてそれをこんな面白く映像化出来る事も。まぁ「なんで?」って思う所もあるけどさ。 夢の工場や、怖いモノを閉じ込めておく部屋、想像力の部屋など、ビジュアルがとにかく見ていてとても楽しいし、自分にもあったと思える事ばかりでとても親近感がわく。 でもやっぱり小さい頃、心の友達だったビンボンが消えてしまうのはとても切ない。悲しいけど、それが成長するという事なのだ。 なんだかんだ喜びと悲しみの「不在と冒険」もライリーの成長過程で必要なモノであり、ラストに出て来た感情が混ざり合った球体がその成長の証である。 ただ喜びと悲しみのお互いが必要な存在であるという事があまり説明されなかったのが残念な所。わかるんだけど難しいよね。 ビジュアルは子供向けに作ってあるようで、中身は大人の方が楽しめる作品になっていると思います。 ラスト、インターフェースが取り替えられて「思春期」のアラームが設置されているのを見ると、これから先もこの連中は大変でしょうね。 【えすえふ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-04-08 22:42:29)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |