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帰ってきたヒトラー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 帰ってきたヒトラー
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2016-06-17
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 リアルに切り込めヒトラー!
現状のドイツ、そして世界の問題を過去からやって来たあのヒトラーが斬る…そんなコメディ…コメディなのか?一部シミュレーションドキュメンタリのような様相もある本作。
最初はわけのわからないオッサンだった、ヒトラー。茶化して茶化して茶化してこちらも笑えてくるが、テレビに出た瞬間彼のブレ無い姿勢からにじみ出る凄味と狂気は面白いです。特に現代を知って行くヒトラーも面白い。インターネットやらテレビやらで驚くシーンはこういうタイムスリップもので良くあるシーンだがやっぱり面白い。それに副局長のネット動画などでおなじみの「最期の12日間」のパロディには笑ってしまいました。あれってあちらでも人気なんですね。
だけどそのカリスマ性の強さでどんどんメディアを虜にして行くヒトラーにはだんだんと恐怖を覚えます。いや、笑えない。
そしてもう一人の主人公ザヴァツキは冴えない男だったがヒトラー出会い成長するが、本当のヒトラーだったと知った時、自分の恋人(ユダヤ人)を守るため走り出す。彼の行動もまたヒトラーというカリスマによって成長したと思うと結末は非常に皮肉な運命である。
それでもまぁ終盤になって初めてユダヤネタが出たときインターネットすら知ったヒトラーがあのような事を言うのは若干違和感があります。
オチはこの先この世界がどうなっていくのかヒトラーが見つめるという終わり方をする。
笑えるが笑えない、面白いがそう簡単に片付けられない複雑な映画でした。
えすえふさん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-08-01 23:22:22)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 6.96点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.75%
300.00%
423.51%
5712.28%
6814.04%
71628.07%
81628.07%
9610.53%
1011.75%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 45.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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