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蜩ノ記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 蜩ノ記
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2014-10-04
ジャンルドラマ,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 奇麗すぎる。
室礼も所作も振舞も色彩も風合も言葉もなにもかも。

人間誰しも言葉に詰まることがあれば、着崩れることもあれば、部屋が汚れていることもあれば、つまづきそうになることもある。でもこの映画ではそれがない。

あまりにも美しい日本人と美しい自然を追い求め過ぎているせいか、映画を観ていてつくり手の意図が見え隠れして映画に集中できないときがある。何言っているかわからなかったり、何が映っているかよくわからないけど、その世界に引き込まれる黒澤映画とは正反対。

映画の最後、戸田が歩くラストシーンでは、さぁ感動しろと言わんばかりの加古の音楽が流れる始末。緑と光あふれる自然と白装束の印象的で美しいシーンは人間のつくった音楽ではなく、蜩の鳴き声だけが絶対よかった。せっかくそれまでの蜩の使い方はうまかったのに最後の最後で大失敗。




aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 6点(2014-10-06 02:14:42)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 5.82点
作品の点数分布
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100.00%
215.88%
300.00%
415.88%
5423.53%
6741.18%
715.88%
8317.65%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 50.82
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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