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dopeな映画だ!レフン監督作は“ドライヴ”、“オンリー・ゴッド”に続いてこれで3作目の鑑賞になるが、映画館で観たのは今回が初めて。
監督のビジュアルセンスには脱帽。攻撃的で刺激たっぷりだけど美しい映像の連続。ありきたりな表現になってしまうが、映像のどの瞬間を切り取っても一枚の写真になるくらいに構図が緻密に計算されている。パソコンの壁紙にしたい画がたくさん出てきた。衣装や美術、ロケ地も素晴らしくて、一つの世界観が幻想的に確立されていると感じた。ビジュアルに関しては大満足。お腹いっぱいだ。 また、今回は音楽がとても良い!“ドライヴ”からレフン監督とタッグを組んでいるクリフ・マルティネスだが、本作のサントラが一番イカしてる。映画の質を高める大きな要因となっていて、存在感があった。 ストーリーに関しては凡庸であったかもしれない。「美」がテーマで、人間がいかに「美」を追い求め、「美」になろうとするかという、ある意味人間の永遠のテーマだ。それを最新の技術を使って映画という媒体で表現したということか。少し残酷な童話を言葉ではなくて映像を使って語るイメージ。 ストーリーどうこうよりも、映像美であったり、役者の演技や顔であったり、音楽であったり、とにかくスクリーンに映し出されるものと耳に入ってくる音をひたすらに楽しむ映画であった。 もっとこの映画のことを褒めたいんだけど、「美しい!カッコいい!」みたいな単純な言葉しか出てこない。でも、映画ってそれだけで良いのかなと思ったり。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-03-16 10:00:06)(良:1票)
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