Menu
 > 作品
 > オ行
 > 奥様は魔女(1942)
 > スノーモンキーさんのレビュー
奥様は魔女(1942) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 奥様は魔女(1942)
製作国
上映時間77分
ジャンルコメディ,ファンタジー,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 17世紀末、ジョナサン・ウーリーの告発で魔女のジェニファーと父ダニエルは火あぶりとなり、その灰が木の根元に埋められる。復讐のため結婚が失敗する魔法をかけられたウーリー家では、何代にもわたりヒステリーな女と結婚する羽目になります。前半は、コメディータッチでテンポもよく観ていて楽しかった。親子揃って煙の姿でモコモコと漂います。ラム酒の中に隠れたりしてウーリーを観察する様子が、コミカルでとても面白い。人間の姿を手に入れた後のジェニファーが可愛い。ウーリーにつきまとい小悪魔的なキャラを演じる姿や、階段の手すりを滑り降りるシーンはキュンとしてしまう。惚れ薬をジェニファーが飲んでしまい、ウーリーに恋心を寄せるようになってからは空気が一変します。陽気なキャラだったダニエルは、怒り狂って娘のジェニファーをも再び木の根元に封印しようとします。運転手に扮したダニエルの顔が、稲光に照らされ浮かび上がるシーンは完全にホラー。ものすごく怖かった。最後は、ダニエルをラム酒に閉じ込めて二人は結婚します。魔女を真似る子供、ラム酒の中から不敵に笑い家族を見つめるダニエル。このままハッピーエンドという感じはなく、不穏な未来を予兆するかのようだ。同じ映画の中で、これだけ空気を変えてしまうルネ・クレール監督の手腕はさすが。
スノーモンキーさん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-05 23:57:34)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4225.00%
5225.00%
6225.00%
7112.50%
8112.50%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 63.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
奥様は魔女(1942)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS